生活保護申請をすることで困窮した生活から脱出できる

生活保護申請による扶養照会とは?

老人の手を握る

生活保護申請を行うと、社会福祉事務所により、申請者本人の経済状況のほか、扶養義務対象の親族などの有無の調査も行われます。そのような調査を扶養照会と言い、申請者の3親等以内の親族までの調査が行われます。

つまり、申請者に兄弟がいる場合で別居していたとしても、生活保護申請後の扶養照会により、社会福祉事務所より兄弟に連絡が行き、生活苦に陥っている事実が発覚します。

生活保護の財源は国民が納める税金ですが、本当に必要な人を援助するためにも、扶養義務対象者がいないか、いたなら扶養してもらえないかを調査して、そちらを優先する方針で進められることが多いです。

調査の結果、3親等以内の親族がいる場合、援助できないかの確認がなされますが、全ての親族に絶対的な義務があるのではありません。国で定められている扶養義務者には、絶対的扶養義務者と相対的扶養義務者の2種類があります。絶対的扶養義務者は、親や子供、孫や祖父母などの直系血族のほか、兄弟や姉妹、配偶者だと定められており、扶養の義務があると判断されます。しかし、それ以外の3親等以内の親族に関しては、それぞれの親族の経済状況により、生活保護申請をしたからと言って必ずしも扶養が義務付けられるわけではありません。つまり、余裕がなければ断ることも可能です。